市場ニュース

戻る
 

【市況】<マ-ケット日報> 2017年11月20日

 週明けの市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比135円安の2万2261円だった。前週末の米国株下落と円高を受けて終日様子見に。先物主導で一時180円安まで下げ幅を広げる場面もあったが、日銀のETF買い期待で終盤は下げ渋っている。東証1部の出来高は今月最低の14億株台。外国人投資家の動きが止まってしまい日経平均の反発力も低下してきている。

 前週末の米国市場は前日に大きく上げた反動などからダウ平均は反落した。週末とあってウォルマートなど直前に急騰した銘柄に利食い売りが出て指数を押し下げた。注目の税制改革法案は下院を通過したものの上院では難航する方向にありこれも買い手控えの一因となったようだ。この日は前日に過去最高値を更新していたナスダック指数も反落している。

 さて、週明けの東京市場は米株安と1ドル=111円台まで進んだ円高が響き日経平均は反落という結果に。決算発表一巡で目先的な買い材料が枯渇しており、高値圏という状況もあって整理相場になりやすい。チャート面では下値に25日移動平均線(2万2102円)が入ってきており今週の相場は同線によってサポートされやすくなっている。出来高も減ってきておりここからは日柄整理の局面となりそうだ。個別では今期減益予想となったMS&AD <8725> が大幅下落。EVで提携するトヨタ <7203> とスズキ <7269> はともに小幅高となっている。(ストック・データバンク 編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均