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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、11月理事会議事要旨に注目


■下落、中国経済指標の悪化などが嫌気される

先週の豪ドル・円は下落。中国の10月鉱工業生産と10月小売売上高が予想を下回ったことや、鉄鉱石などの商品価格の下落が豪ドルへの売り圧力になった。10月の豪雇用統計で失業率は低下し、正規雇用が増加したが、リスク回避的な豪ドル売りは継続し、対円レートは85円を下回った。取引レンジ:84円64銭-87円10銭。

■もみ合いか、11月理事会議事要旨に注目

今週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)の11月理事会議事要旨の発表が材料になる。声明ではインフレ見通しを維持したが、四半期金融政策報告で基調インフレ率の目標到達時期を後退させており、議事要旨でのインフレ動向に関する見解に注目が集まる。ロウ豪準備銀行総裁の講演も注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・21日:豪準備銀行11月理事会の議事要旨
・21日:ロウ豪準備銀行総裁講演

予想レンジ:84円00銭-86円00銭

《SK》

 提供:フィスコ

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