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【通貨】英ポンド週間見通し:もみ合いか、英長期金利の動向を注視へ


■軟調推移、メイ首相の求心力低下への懸念強まる

先週のポンド・円は軟調推移。10月英小売売上高は予想を上回る伸びとなったことからポンド買いが一時強まる場面があった。しかしながら、欧州連合(EU)からの離脱協議は期待通りに進展していないことやメイ首相の求心力低下を懸念したポンド売り・米ドル買いが観測されており、この影響でポンドの対円レートは一時148円を下回った。取引レンジ:147円94銭-149円93銭。

■もみ合いか、英長期金利の動向を注視へ

今週のポンド・円はもみあいか。英長期金利の動向を意識した取引となりそうだ。22日発表予定の予算案が評価された場合、英長期金利はやや上昇し、ポンド買いが強まる可能性がある。ただし、メイ政権の求心力低下、国内政治不安への思惑でリスク回避のポンド売りは継続する可能性もあり、対円レートは伸び悩む展開も予想される。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・23日:7-9月期国内総生産改定値(速報値:前年比+1.5%)

予想レンジ:147円00銭-150円00銭

《SK》

 提供:フィスコ

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