市場ニュース

戻る
 

【経済】日米の注目経済指標:10月米耐久財受注は小幅な伸びにとどまる見込み


11月20日-24日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■20日(月)午前8時50分発表予定
○(日)10月貿易収支-予想は+3300億円
参考となる10月上中旬の貿易収支は輸入額が前年同期比+26.4%の大幅な増加となったことから、1338億円の赤字だった。昨年10月の貿易収支は最終的に4812億円の黒字だったが、今年10月については、輸入額の伸びは輸出額を大幅に上回ると予想されており、貿易黒字額は9月実績の6677億円を大幅に下回る見通し。

■21日(火)日本時間22日午前0時発表予定
○(米)10月中古住宅販売件数-予想は、540万戸
参考となる9月実績は前月比+0.7%、539万戸で予想外の増加となった。ハリケーンの影響で9月初旬の中古住宅販売は一部地域で低調だったとみられているが、8月に減少した
反動で9月は増加した地域もあったようだ。10月については供給不足が懸念されているものの、フロリダでの販売増が予想されており、販売件数は9月実績並みの水準となる可能性が高い。

■22日(水)午後10時30分発表予定
○(米)10月耐久財受注-予想は前月比+0.3%
参考となる9月実績は、前月比+2.0%。民間航空機・同部品の受注が大幅に増えたことが要因。企業の設備投資の先行指標とされる「航空機を除く非国防資本財」の受注は3カ月連続で増加した。輸送関連を除く数字は前月比+0.7%。10月については、9月の伸びが大きかったことから小幅な増加にとどまる見込み。「航空機を除く非国防資本財」の受注は10月も前月比プラスになると予想されている。

■23日(木)午後6時発表予定
○(欧)ユーロ圏マークイット11月総合PMI-予想は55.8
参考となる10月改定値は56.0となり、9月実績の56.7を下回った。ただし、ユーロ圏の経済成長は、今年10-12月期も一定のモメンタムを維持しており、11月の総合PMIは10月実績に近い水準となる可能性がある。

その他の主な経済指標の発表予定は、21日(火):(日)9月全産業活動指数、24日(金):(米)11月マークイット製造業・サービス業・総合PMI。

《SK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均