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【材料】レカム---17/9期は各利益が上場来最高益を達成、18/9期も大幅増収増益を見込む

レカム <日足> 「株探」多機能チャートより

レカム<3323>は15日、2017年9月期の連結決算を発表した。売上高が前期比16.2%増の51.39億円、営業利益が同135.3%増の2.92億円、経常利益が同164.7%増の2.58億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同159.0%増の1.40億円だった。

増収効果に加え、各事業における経費削減の徹底、海外法人事業の収益の急拡大に伴い、各利益は、上場来の最高益を達成している。

情報通信事業では、売上高が前期比3.5%増の42.19億円、セグメント利益が同3.6倍の1.81億円となった。
直営店チャネルは、商品戦略として、独自商品であるUTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)の販売強化に努め、サーバーとUTM、ビジネスホンと光回線サービス、LED照明と電力といったセット販売に注力した。
加盟店チャネルは、加盟店へ販売手法の共有を推し進めるとともに、UTM等のセキュリティ商材の販売支援の強化などが奏功し、堅調に推移した。
代理店チャネルは、採算性を重視した代理店の再編成が進みつつあり、各代理店に対してセキュリティ商材等の販売支援を積極的に行い、こちらも堅調に推移した。
グループ会社は、ビーナステックジャパンがUTM販売が好調だったほか、コスモ情報機器は機器販売、オーパスはグループ外の売上獲得に注力したこと、レカムエナジーパートナーは営業人員を増員し、「ハルエネでんき」の拡販に取り組み、2ケタ増収となった。

BPO事業では、売上高が前期比78.2%増の4.44億円、セグメント利益が同23.4%減の0.41億円なった。大幅増収となったが、為替が円安傾向だった影響などで減益となっている。
紹介営業やWebを通じた問い合わせによる新規営業展開を推進するとともに、既存顧客からの追加業務の獲得に取り組んだ。BPOセンターは、業務効率と品質向上に取り組み、3拠点の特性を活かした業務を委託することで全体的な収益向上につなげた。

海外法人事業では、売上高が前期比4.9倍の4.75億円、セグメント利益が同3.4倍の0.68億円となった。
上海支店を中心に中国国内でのLED照明の販売が好調に推移し、2016年12月に開設した広州支店も順調に立ち上がってきた。また、2017年8月にはベトナムにて営業を開始した。

2018年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比36.2%増の70.00億円、営業利益が同105.3%増の6.00億円、経常利益が同120.2%増の5.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同113.7%増の3.00億円を見込んでいる。

《MW》

 提供:フィスコ

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