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【材料】川辺---2Qは減収、インバウンド需要の変化が影響

川辺 <日足> 「株探」多機能チャートより

川辺<8123>は10日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.5%減の72.66億円、営業損失が0.16億円(前年同期は2.70億円の利益)、経常利益が同86.8%減の0.37億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同96.0%減の0.12億円だった。

身の回り品事業の売上高は前年同期比5.2%減となった。ハンカチーフは、基幹ブランドのライセンス契約終了等で同7.1%減となった。スカーフ・マフラーは、シルクスカーフ等の春夏物商品全般が好調に推移し同6.1%増となった。タオル・雑貨は、テレビ通販、直営店におけるバック・雑貨商材の販売が好調に推移したが、グループ会社におけるタオル販売の不調で同3.6%減となった。

フレグランス事業の売上高は前年同期比15.5%減となった。百貨店市場では、新たなメゾンブランドの導入により、売上拡大が図れたが、同社主力商品の『サルヴァトーレフェラガモ』、『プラダ』等のブランド品のホールセール向けの売上が不振であった。

利益面では、身の回り品事業でのハンカチーフ商材と、フレグランス事業のホールセール向けの売上が低調に推移したことで、全事業の売上総利益が前年同期比6.9%減となった。また、販売管理費が人件費・物流コスト等の増加と店舗出店経費で、同3.3%増となり、全事業とし前年同期比で営業利益、経常利益共に減益となった。

2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.1%増の171.80億円、営業利益が同6.3%減の7.00億円、経常利益が同5.1%減の7.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同30.1%減の4.50億円とする計画を据え置いている。

《MW》

 提供:フィスコ

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