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【市況】日経平均は反発、理想的上昇も自律反発の域は脱しておらず/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は反発。182.13円高の22210.45円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えた。15日のNY市場は、アジア・欧州株がほぼ全面安となったほか、原油相場の下落や税制改革への先行き不透明感から下落。円相場は1ドル112円80銭台で推移するなか、日経平均は22000円を割り込んで始まった。

 しかし、同水準に位置する25日線が支持線として意識されるなか、寄付き後早い段階で自律反発の流れをみせている。先物主導によるインデックスに絡んだ売買のほか、足元で連れ安となっていた中小型株も軒並みリバウンドをみせている。じり高基調が続く中、日経平均は前引け間際に22214.53円とまで上げ幅を拡大させた。

 日経平均は理想的なリバウンドをみせており、東証1部の値上がり数は1500を超えており、全体の7割を占めている。ただし、自律反発の域は脱しておらず、5日線が上値抵抗として意識されそうである。5日線は22336円辺りに位置しているため上値余地はあろうが、大引け前30分の動向には注意する必要もあろう。また、中小型株についても自律反発の範囲内であり、持続性は見極めが必要。そのため、強いトレンドの銘柄での順ばりといった流れになりそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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