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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):リクルートHD、三菱UFJ、オープンハウスなど

リクルート <日足> 「株探」多機能チャートより

リクルートHD<6098>:2694円(-45.5円)
反落。前日に上半期の決算を発表、7-9月期営業利益は520億円で前年同期比22.8%減益となっているが、前年同期に子会社株式売却益を計上していることが背景であり、EBITDAは673億円で同14.8%増と2ケタ増益を達成している。主要セグメントが揃って好調な推移となっている。ただ、株価の割安感が強くないなか、一段の上値追い材料とまでは捉えられず、一旦は出尽くし感が先行する形になっているようだ。


三菱UFJ<8306>:741.5円(-0.4円)
もみ合い。前日に上半期の決算を発表、純利益は6269億円で前年同期比27.8%増、通期計画に対する進捗率は66%に達している。相対的に順調な決算となっているものの、先に観測報道が伝わっていたこともあって、インパクトは乏しいようだ。また、上限1000億円の自社株買いも発表しているが、半年ごとに毎回実施されていることで、織り込み済みと捉えられている。決算サプライズが限定的なことで、本日は地合いの悪化に押される形のようだ。


DLE<3686>:452円(+45円)
大幅反発。前日発表した第1四半期決算がポジティブインパクトにつながっている。営業利益は0.8億円で前年同期比3.5倍、通期予想は1.7億円の赤字であり、想定以上の好スタートと捉えられている。セールスプロモーションの増収、「TGC」ブランドの伸長、新規事業の順調な立ち上がりなどが好業績の背景に。株価が安値圏で推移していたこともあり、見直しの動きが強まる流れとなっている。


関電化<4047>:1236円(+46円)
大幅反発。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は41.8億円で前年同期比3%増益、従来予想の37億円を上回り、一転増益での着地となった。半導体・液晶用特殊ガス類の需要が想定以上となっているもよう。通期予想も従来の70億円から75億円に引き上げている。ステラケミファ<4109>が下振れ決算を発表していたことで、警戒感も強まっていた中、より安心感が強まる状況に。


オープンハウス<3288>:5120円(+700円)
ストップ高。9月期決算を発表、営業利益は376億円で前期比20.1%増となり、先の業績修正水準での着地となった。一方、今期は447億円で同18.8%増益の見通し、戸建関連事業の順調な拡大に加えて、マンション事業も大幅な伸びを見込んでいる。一部季刊誌予想なども上回る増益見通しにポジティブな反応が強まっている。また、新たに策定した中期計画では、20年9月期経常利益を前期実績の361億円から600億円に拡大する計画。

《DM》

 提供:フィスコ

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