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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 出光興産、オープンH、ユニプレス (14日大引け後 発表分)

出光興産 <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 出光興産 <5019>   ★今期最高益予想を26%上乗せ、配当も30円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の1400億円→1760億円に25.7%上方修正。増益率が横ばい→25.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。石油製品のマージンが改善するうえ、石炭市況の上昇で販売価格が想定を上回ることが上振れの要因となる。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→80円(前期は50円)に大幅増額修正した。
  予想PERが8.4倍→7.4倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 奥村組 <1833>   ★今期経常を一転11%増益に上方修正、期末配当を21円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の114億円→149億円に30.7%上方修正。従来の15.3%減益予想から一転して10.7%増益見通しとなった。土木事業と建築事業の採算が想定より上向くことが利益上振れの要因となる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の129円→160円に増額修正した。期末配当利回りは3.62%に上昇し、配当取りを狙う買いが期待される。

 オープンH <3288>   ★今期経常は20%増で6期連続最高益、27円増配へ
 ◆17年9月期の連結経常利益は前の期比23.9%増の361億円で着地。続く18年9月期も前期比20.4%増の435億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は戸建て住宅やマンションの販売が増加するうえ、収益不動産の売却益も膨らみ、24.7%の大幅増収を計画する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比27円増の92円に増配する方針とした。
  予想PERが10.0倍→8.2倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 ユニプレス <5949>   ★今期経常を一転11%増益・6期ぶり最高益に上方修正
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比86.8%増の140億円と、従来予想の97億円を上回って着地。主要顧客である日産自動車の増産効果で国内やアジア向けプレス部品の販売が拡大したことが寄与。合理化効果に加え、円安進行で為替差損益が好転したことも大幅増益に貢献した。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の225億円→255億円に13.3%上方修正。従来の2.3%減益予想から一転して10.7%増益を見込み、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  予想PERが10.3倍→9.3倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 エスユーエス <6554> [東証M]  ★今期経常は31%増で3期連続最高益更新へ
 ◆17年9月期の連結経常利益は前の期比11.1%増の4億円に伸びて着地。続く18年9月期も前期比30.8%増の5.2億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も人手不足を背景に、IT・機械分野などの技術者派遣の稼働人数が伸び、18.8%の大幅増収を見込む。

 東京精密 <7729>   ★今期経常を17期ぶり最高益に上方修正、配当も10円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の140億円→160億円に14.3%上方修正。増益率が1.0%増→15.4%増に拡大し、17期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。スマートフォンの高機能化などによる半導体メーカーの旺盛な設備投資需要を背景に、半導体製造装置の販売が伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の72円→82円(前期は72円)に増額修正した。

 朝日インテク <7747> [東証2]  ★7-9月期(1Q)経常は38%増益で着地
 ◆18年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比37.9%増の42.9億円に拡大して着地。主力のメディカル事業で海外を中心にガイドワイヤーや貫通カテーテルなどの受注が拡大したことが寄与。デバイス事業の伸長に加え、円安による為替差損益の改善なども大幅増益に貢献した。
  上期計画の62.4億円に対する進捗率は68.8%に達しており、業績上振れが期待される。

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