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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

稀元素 <日足> 「株探」多機能チャートより

■稀元素 <4082>  1,394円 (-208円、-13.0%)

 第一稀元素化学工業 <4082> [東証2] が3日ぶり急反落。13日大引け後(15:00)に決算を発表。「今期経常を5%下方修正」が嫌気された。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比19.9%増の21.3億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の44億円→42億円(前期は50.2億円)に4.5%下方修正し、減益率が12.4%減→16.4%減に拡大する見通しとなった。

■アカツキ <3932>  8,070円 (-1,130円、-12.3%)

 東証1部の下落率4位。アカツキ <3932> が3日ぶり急反落。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算は、売上高102億2700万円(前年同期比2.3倍)、営業利益50億4600万円(同2.9倍)、純利益36億1400万円(同3.1倍)と大幅増益だったが、好業績は想定内だったことに加えて、引き続き18年3月期業績予想を、合理的な算出が困難であるとして未開示としていることから、サプライズはないとして利益確定売りが出たようだ。上期は、バンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)との協業タイトル「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」など既存タイトルが堅調だったほか、新規タイトルでは、自社開発したオリジナルタイトル「八月のシンデレラナイン」を6月にリリースしたほか、8月には、バンダイナムコとの共同開発タイトル「アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!」をリリースし、順調に推移した。

■ニュートンF <7169>  1,753円 (-213円、-10.8%)

 ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング <7169> [JQ] が3日続急落。13日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。「上期税引き前が15%減益で着地・7-9月期も33%減益」が嫌気された。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比15.4%減の20億円に減った。

■MDV <3902>  1,852円 (-207円、-10.1%)

 メディカル・データ・ビジョン <3902> が続急落。13日大引け後(15:30)に決算を発表。「7-9月期(3Q)経常は80%減益」が嫌気された。17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比37.7%増の1億6800万円に拡大したが、通期計画の5億4000万円に対する進捗率は31.1%となり、3年平均の33.3%とほぼ同水準だった。

■マルコ <9980>  379円 (-41円、-9.8%)

 マルコ <9980> [東証2] が急反落。13日大引け後(15:30)に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は15%減益」が嫌気された。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は4.6億円の黒字(前年同期は2.1億円の赤字)に浮上し、通期計画の13億円に対する進捗率は35.5%となった。

■平田機工 <6258>  13,290円 (-1,340円、-9.2%)

 平田機工 <6258> が大幅反落。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算は、売上高473億5000万円(前年同期比50.3%増)、営業利益58億700万円(同76.7%増)、純利益39億6600万円(同2.1倍)と大幅増益で着地したが、株価は13日に年初来高値をつけるなど直近で急上昇しており、目先の材料出尽くしとみて利益確定売りが出たようだ。上期は、国内や北米向けなどにパワートレイン関連、EV関連自動車部品関連の案件が堅調に推移し自動車関連生産設備事業が好調に推移した。また、半導体関連生産設備事業でシリコンウエハー搬送設備や有機EL関連の蒸着装置が増加したことも業績押し上げに貢献した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高900億円(前期比11.7%増)、営業利益90億円(同9.1%増)、純利益60億円(同1.8%増)の従来見通しを据え置いている。また、6月15日付で東証1部に市場変更したことを記念して、期末に記念配当25円を実施すると発表。普通配当と合わせて期末一括配当は125円となり、前期実績100円に対して25円の増配になる予定だ。

■ノーリツ <5943>  1,976円 (-101円、-4.9%)

 ノーリツ <5943> が3日続落。13日、同社が17年12月期の連結経常利益を従来予想の102億円→82億円に19.6%下方修正。従来の9.2%増益から一転して12.2%減益見通しとなったことが売り材料視された。第3四半期の国内温水空調分野の販売不振により売上高が計画を下回ることが響く。

※14日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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