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【材料】IBJ---3Qも2ケタ増収増益、順調な推移。通期予想を上方修正し期末配当は1株9円へと大幅増配

IBJ <日足> 「株探」多機能チャートより

 



IBJ<6071>は9日、2017年12月期第3四半期(2017年1~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比83.9%増の69.77億円、営業利益が同35.3%増の11.14億円、経常利益が同36.1%増の11.15億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同35.3%増の7.40億円だった。

婚活事業の売上高は前年同期比17.4%増の43.59億円、セグメント利益は同22.7%増の19.67億円となった。コーポレート事業では、結婚相談事業者の新規開業支援数が好調に推移。コミュニティ事業は新規会員の獲得を強化、イベント事業では、「PARTY☆PARTY」のリニューアルに加えて、自社会場企画と開催数の拡充、自社会場企画に加え外部会場開催の企画型イベントへの取り組みを通じて動員数が増加した。ラウンジ事業では、定員制ラウンジに向けたクオリティ強化を図るなかで、ソフト面では婚活アドバイザーならびにカウンセラースタッフの拡充とスキルアップ(成婚の育み方)研修の計画的実施等による、入会数および成婚数の増加に取り組んだ。

ライフデザイン事業の売上高は26.18億円、セグメント損失は0.45億円となった。ウェディング事業は提携式場数の拡充および式場送客の増加による収益力の向上に努めた一方、雑誌の発行がない月があることにより広告収入が減少した。旅行事業は、中南米、北米、北欧、フィリピン、パプアニューギニアなどのパッケージツアーを企画し、大手旅行代理店へのツアー提供やオーダーメイド旅行をアレンジし、積極的な営業活動に努めたものの、海外における治安情勢等の影響により渡航者が減少した。

なお、2017年12月期通期の連結業績予想については、同日に上方修正を発表している。
売上高が前期比78.7%増(前回予想比1.66%増)の94.13億円、営業利益が同29.7%増(同12.49%増)の14.41億円、経常利益が同30.9%増(同13.48%増)の14.48億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35.9%増(同14.27%増)の9.85億円としている。

また、未定としていた期末配当予想については、前期比3円増配の9円配を行うと発表した。

《MW》

 提供:フィスコ

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