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【材料】リソルホールディングス---2Qは増収減益、いきがい・絆・健康・くつろぎをテーマにした新しい商品・サービスの提供を進める

リソル <日足> 「株探」多機能チャートより

 

リソルホールディングス<5261>は31日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.1%増の116.18億円、営業利益が同20.2%減の7.74億円、経常利益が同20.3%減の7.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同21.5%減の5.76億円となった。

ホテル運営事業では、インバウンドの需要拡大やシニア層の旅行需要を背景に、ビジネス・観光需要を取り込んだ。“くつろぎサービス”の拡充によりホテルリソルブランドの強化を図り、また、競合エリアにおけるきめ細やかな価格設定で稼働率向上につなげた。その結果、ホテル全体の稼働率・単価は順調に推移した。

ゴルフ運営事業は、より幅広い利用者を取り込むため積極的に新しい施策に取り組んでいる。新しい運営スタイルで「南栃木ゴルフ倶楽部」をリ・スタイルオープン。過剰なサービスを見直し圧倒的なコスパ実現でお客様満足度を向上するとともに少人数オペレーションによる効率運営を実現した。ゴルフ以外の楽しみ方を提案する「バンケット事業」強化により、レストラン一般客利用が増加した。新ポイントカード制度を開始しポイントキャンペーンにより集客を伸ばした。インバウンド企画を手がける旅行会社とコラボ商品も好評となった。これら施策の結果、入場者数は前年を上回った。

開発事業では、バリューアップした販売用不動産(ホテル)を売却。平成29年度上期増収に大きく寄与。再生可能エネルギー事業では、広島の太陽光売電が順調に推移し、福島県でも大型開発(35MW)を進めている。地方創生推進事業では、リソルグループ・長柄町・千葉大学が連携して進めている「大学連携型CCRC」のグランドデザイン作成に着手している。

福利厚生事業では、働く人々の「健康・幸せ」サポートメニューと「コト商品・体験プラン」の商品開発に注力し、「健康経営(R)」の支援メニューを拡大。グループ施設のタイムリーでお得な情報を伝えるWEBサービスの機能性向上(スマホ対応)させた。

リゾート関連事業では、ゴルフ・リゾート会員権の相場低迷はあるものの、安定した需要獲得と採算を見込める法人取引を中心に収益化。別荘や保養所等は人気エリアの優良物件を厳選し仕入強化を図った。

2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高は前期比1.2%減の220.00億円、営業利益は同28.5%減の13.00億円、経常利益は同3.6%増の17.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.2%増の14.00億円とする計画を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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