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【市況】日経平均は大幅に4日続伸、バブル崩壊後の高値を大きく更新/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は大幅に4日続伸。円相場が1ドル=113円台後半とやや強含んでいることから、本日の日経平均は29円安でスタートした。ただ、寄り付き後は日経平均先物が買われるとともに指数寄与度の大きい値がさ株が上昇したほか、主力株への海外投資家の買い観測もあり、強含みの展開となった。1996年6月に付けたバブル崩壊後の戻り高値(22750.70円)を上回ると、大引けにかけて一時22953.18円(前日比404.83円高)まで上昇する場面があった。終値では1992年1月以来、約25年10ヶ月ぶりの高値となった。

大引けの日経平均は前日比389.25円高の22937.60円となった。東証1部の売買高は18億9665万株、売買代金は3兆5126億円だった。業種別では、鉱業、海運業、石油・石炭製品が上昇率上位だった。一方、下落したのは水産・農林業、金属製品の2業種のみだった。

個別では、ファーストリテ<9983>やファナック<6954>などの値がさ株、キーエンス<6861>やSUMCO<3436>などのハイテク株、三菱商<8058>や三井物<8031>などの商社株が買われた。その他売買代金上位もソニー<6758>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>など全般しっかり。ソフトバンクG<9984>は決算発表を受けて売りが先行したが、後場にプラスへ切り返した。また、決算が好感された日製鋼所<5631>がストップ高水準まで買われ、OBARA-G<6877>やハウスドゥ<3457>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、神戸鋼<5406>やSUBARU<7270>がさえない。下期の業績見通しが嫌気されたディスコ<6146>は2%超下げ、KLab<3656>は急反落した。また、インベスターC<1435>、ワールドHD<2429>、ジャストシス<4686>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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