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【材料】テクマトリックス---2Qは増収・2ケタ経常増益、情報セキュリティ関連需要は旺盛

テクマト <日足> 「株探」多機能チャートより

テクマトリックス<3762>は31日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.1%増の110.28億円、営業利益が同6.5%減の5.56億円、経常利益が同14.6%増の6.97億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.0%増の4.47億円となった。

情報基盤事業は、売上高が前年同期比4.1%増の73.60億円、営業利益が同11.8%減の5.19億円となった。負荷分散装置の販売は大手インターネットサービス事業者向けを中心に需要が持ち直しており、マイクロソフトが提供するOffice 365との連携ソリューション等新しい需要の開拓により好調に推移した。主力の次世代ファイアウォールや不正侵入防御アプライアンス、アンチウィルス製品等の販売は官需・民需を含め堅調で、大規模案件の引き合いも増加している。クロス・ヘッドでは、SES事業の構造改革に伴い、第1四半期連結会計期間に技術者の一時的な稼働率低下が発生し、採算が悪化した。

アプリケーション・サービス事業は、売上高が前年同期比10.2%増の36.68億円、営業利益が同554.8%増の0.37億円となった。金融機関向けのシステム開発は堅調に推移している。カサレアルでは、既存顧客からの継続的な受託開発により売上は堅調な推移をみせている。ソフトウェア品質保証分野では、ソフトウェアテストツールの受注は堅調。医療情報クラウドサービス「NOBORI」の好調な引合いは継続し、合同会社医知悟は、契約施設数、読影依頼件数、従量課金金額は順調に増加。CRM分野では、大手システム・インテグレーターとの業務提携、クラウド需要の拡大、知名度の向上と実績の拡大に伴い堅調な引合いが継続。インターネットサービス分野並びにCRM分野において、特定顧客向け大型案件で一部不採算が発生した。

2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比9.1%増の240.00億円、営業利益が同21.7増の20.00億円、経常利益が同35.2%増の22.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同37.5%増の14.00億円とする計画を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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