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【材料】プロネクサス---2Q増収増益、コスト削減や販管費の抑制に努め、各利益が増加

プロネクサス <日足> 「株探」多機能チャートより

プロネクサス<7893>は31日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.5%増の128.49億円、営業利益が同5.5%増の25.90億円、経常利益が同15.4%増の28.12億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同7.3%増の17.62億円となった。

上場会社ディスクロージャー関連では、招集通知のカラー化が一層進展したことによる受注単価の上昇に加えて、開示書類作成を支援するシステムサービス・アウトソーシングサービスの増収が寄与した。しかし、決算関連書類の減収や前期の大型IPO受注の反動減がこれらの増収を上回った。

上場会社IR関連等では、コーポレートガバナンス・コードの制定を背景として、英文IR(翻訳)サービスやIRサイト構築等のWebサービス、株主総会ビジュアル化サービス等の受注が増加した。広告など一部製品では減収となった。

金融商品ディスクロージャー関連では、システムサービスを核とした営業活動に注力し、国内投信の目論見書・運用報告書の受注が増加した。一方、前期好調であったJ-REIT市場のIPO・ファイナンスの減少に加えて外国投信も市場が停滞し、関連製品の受注が減少した。

データベース関連では、既存顧客の契約更新が順調に推移するとともに新規顧客の開拓が進展したが、一部サービスの終了も影響し減収となった。

2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.0%増の222.00億円、営業利益が同5.8%増の25.00億円、経常利益が同0.0%増の25.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.4%減の17.80億円とする期初計画を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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