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【材料】GMOメディア---3Qはソーシャルメディアが苦戦し減収減益も、前四半期比で売上・利益を伸ばす

GMOメディ <日足> 「株探」多機能チャートより

GMOメディア<6180>は30日、2017年12月期第3四半期(2017年1~9月)決算を発表した。売上高が前年同期比19.5%減の32.49億円、営業利益が同28.4%減の2.96億円、経常利益が同28.8%減の2.94億円、四半期純利益が同25.7%減の2.00億円となった。

メディア事業においては、PC向け会員及びスマートフォン向け会員が共に増加し、EC連携強化の取り組みを引き続き強化した結果、「ポイントタウン」を経由した大手EC市場の購買額が前年同期比で大きく増加した。また、「ゲソてん」においても新規提携メディアとコンテンツを強化したため課金額が増加した。一方、ソーシャルメディアにおいては、「prican」のユーザー数が伸び悩み、さらに広告単価が下落したことで収益が悪化した。

その他メディア支援事業においては、自社媒体で培ったアフェリエイト広告運用ノウハウを活用した外部のメディア媒体や広告主向けに構築し、広告クライアントや提携媒体数の拡大増加に伴って堅調に推移した。ただし、前年同期において受注していた大口クライアントの案件が無くなったため、前年同期比では売上高は減少している。

2017年12月通期の業績予想は、売上高が前期比5.7%減の50.00億円、営業利益が同0.8%増の5.10億円、経常利益が同0.3%増の5.05億円、当期純利益が同1.2%増の3.23億円とする期初計画を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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