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【材料】塩野義薬はしっかり、新規インフルエンザ治療薬候補の国内製造販売承認を申請

塩野義 <日足> 「株探」多機能チャートより
 塩野義製薬<4507>はしっかり。25日の取引終了後、自社創製の新規キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬S-033188について、成人および小児におけるA型またはB型インフルエンザウイルス感染症を適応症として、日本国内における製造販売承認申請を行ったと発表しており、これが好感されている。

 S-033188は、既存の薬剤とは異なる作用機序でインフルエンザウイルスの増殖を抑制する新規化合物。経口による1回のみの錠剤の服用で治療が完結するほか、これまでに実施した健常なインフルエンザ患者を対象とした臨床試験で既存薬のタミフルと比較して、抗ウイルス効果が高いことが特徴。また、非臨床試験では、鳥インフルエンザウイルス(H5N1やH7N9)や、既存のインフルエンザ治療薬に耐性を有するウイルス株を含む、さまざまな亜型のA型インフルエンザウイルスに対してもウイルス増殖抑制効果が確認されているという。なお、S-033188は15年10月に厚生労働省より先駆け審査指定制度の対象品目に指定されている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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