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【市況】東京株式(大引け)=108円高、16連騰で過去最長記録を連日更新

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は売り先行で始まったものの、全般底堅く、日経平均株価はすぐにプラス転換、後場後半は漸次水準を切り上げる展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比108円52銭高の2万1805円17銭と16日続伸。東証1部の売買高概算は15億7156万株、売買代金概算は2兆5393億1000万円。値上がり銘柄数は1510、対して値下がり銘柄数は440、変わらずは82銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方こそ利益確定売り優勢となったものの、その後、日経平均は切り返し16連騰を達成。前日に56年9カ月ぶりに歴代1位の15連騰を記録していたが、連日の更新となった。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数など主要指数が反落、外国為替市場でも1ドル=113円台前半の推移と円安が一服したことで、きょうの日経平均は反落濃厚とみられていた。しかし、海外機関投資家や国内機関投資家を中心に押し目買い意欲は旺盛で、売り圧力を完全に吸収した。衆院選の与党圧勝で安倍政権の経済政策に対する期待感が継続、企業の好業績期待も全体指数を支えている。全体売買代金は2兆5000億円台とそれほどの盛り上がりは見せなかったものの、個別株の物色意欲に陰りはなく、値上がり銘柄数は1500を超えた。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が上昇、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。キーエンス<6861>、ディー・エヌ・エー<2432>も上昇。北の達人コーポレーション<2930>が値を飛ばし、ソースネクスト<4344>はストップ高、オープンドア<3926>も一時値幅制限上限に買われた。イビデン<4062>、ノーリツ鋼機<7744>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も高い。

 半面、安川電機<6506>が売られ、enish<3667>も軟調。オーバル<7727>、シンフォニアテクノロジー<6507>が大幅安、ショーケース・ティービー<3909>も大きく値を下げた。コーセー<4922>、シュッピン<3179>の下げも目立った。さくらインターネット<3778>、ヤマダ電機<9831>が下落、豊和工業<6203>も売りに押された。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2017年10月24日 16時15分

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