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【通貨】今日の為替市場ポイント:総選挙前で様子見姿勢強まる

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

19日のドル・円相場は、東京市場では113円09銭から112円65銭で推移。欧米市場ではドルは112円74銭から112円30銭まで下落し、112円54銭で取引を終えた。

本日20日のドル・円は、112円台半ばで推移か。次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事をめぐる思惑や米長期金利の低下などを背景にドル売りが強まっている。22日の衆院選投開票を控えて模様眺めムードも広がり、112円台半ばの狭いレンジ内取引となりそうだ。

次期FRB議長の人事をめぐり、トランプ米大統領は「ハト派」寄りのパウエルFRB理事を指名すると報じられた。パウエル氏についてはムニューシン財務長官も次期FRB議長として強く推していると報じられている。このため、市場では現状の金融政策が維持されるとの思惑から、ドルの売り圧力が強まった。また、カタルーニャ州の独立をめぐるスペインの政局不安から、米長期金利が低下したことも、ドル売り・円買いを促している。

なお、22日の衆議院総選挙の結果を慎重に見極めたいとの理由で、投資家の間ではリスク選好的なドル買い・円売りを手控える動きが出ているようだ。日中は1988年2月以来となる13連騰を記録した日経平均株価の動向を意識した取引が主体になるとの見方が多い。

《CS》

 提供:フィスコ

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