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【市況】日経平均は13日続伸、29年8ヶ月ぶり歴代2位の記録/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は13日続伸。18日の米国市場でNYダウは大幅に4日続伸し、終値で初めて23000ドルを上回った。円相場も1ドル=113円台まで下落する場面があり、本日の日経平均は86円高と前日に付けた取引時間中の年初来高値を上回ってスタートした。前場をこの日の高値21503.85円(前日比140.80円高)で折り返すと、後場には伸び悩む場面も見られた。しかし、先高期待から押し目買い意欲も根強く、株価の支えとなった。日経平均の13日続伸は1988年2月以来29年8ヶ月ぶりで、歴代2位の連続上昇記録となる。

大引けの日経平均は前日比85.47円高の21448.52円となった。21年ぶりの高値水準となっている。東証1部の売買高は15億2038万株、売買代金は2兆4106億円だった。業種別では、鉄鋼、保険業、金属製品が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品、電気・ガス業、水産・農林業が下落率上位だった。

個別では、神戸鋼<5406>が売買代金トップで6%を超える上昇。自動車各社が同社アルミ板について安全性を確認したと発表し、後場に入り急伸した。その他では任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>などが堅調。SUMCO<3436>が4%近く上昇したほか、東エレク<8035>や信越化<4063>などの半導体関連株が大きく買われた。一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたタカラトミー<7867>は急伸。また、明治海<9115>、オーバル<7727>、東芝機<6104>などが東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ファナック<6954>、NTT<9432>などは小幅に下げた。enish<3667>は引き続き新作ゲームの配信開始による材料出尽くし感から売られた。また、京都友禅<7615>、双信電機<6938>、エフオン<9514>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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