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【市況】主力大型株主導の展開が続く/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 21503.85 (+140.80)
TOPIX  : 1733.63 (+8.99)

[後場の投資戦略]

 日経平均はギャップアップで始まった後はこう着をみせていたが、前場半ば辺りから上げ幅を拡大させている。指数インパクトの大きい東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>が高値で引けていることをみても、インデックスに絡んだ資金が断続的に入っていたとみられる。日経平均が節目の21500円を回復するなか、よりショートカバーを誘い込む流れが意識されそうである。

 一方でインデックスに絡んだ売買で主力大型株の強い値動きが目立つ半面、中小型株は手掛けづらさが窺える。テーマ株等についても高安まちまちであり、日経平均が1988年2月以来の連騰記録をみせるなか、中小型株については手掛けづらく、個人主体の売買も盛り上がりに欠けそうだ。売買代金上位では東証1部は概ね上昇も、東証2部やJASDAQは値下がり銘柄が多い。マザーズはやや値上り数が上回っているが、大引けにかけて弱含みとなる傾向にあるため、安心できないだろう。引き続き、インデックスに絡んだ売買による主力大型株主導の展開が続きそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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