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【市況】19日の株式相場見通し=米株高と円安進行を追い風に買い先行も利益確定売りで上値重い展開に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 19日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が、4日続伸と好調に推移し終値で初の2万3000ドル台に乗せたことに加え、外国為替市場での円安・ドル高進行も追い風となり、買い先行となりそうだ。ただ、前日までの12日続伸で過熱感が増していることも確かで、買い一巡後は上値の重い展開となりそうだ。19日早朝の東京外国為替市場は、1ドル=113円近辺での推移となり、前日の夕刻と比べて円安・ドル高が進行している。

 18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比160.16ドル高の2万3157.60ドルと4日続伸で、3日続けての過去最高値更新し、終値で初めて2万3000ドル台に乗せた。IBMは、前日夕刻に発表した17年7~9月期の決算が市場予想を上回ったことが好感されて株価が急騰、この1銘柄でダウ平均株価を約90ドル分押し上げた。また、米長期金利の上昇を受けて、利ザヤの拡大期待から金融株が買い進まれた。ナスダック総合株価指数は、前日比0.563ポイント高の6624.220と小幅反発し、2日ぶりに過去最高値を更新した。

 日程面では、9月の貿易統計、9月の工作機械受注に注目。海外では、欧州連合(EU)首脳会議(20日まで)、中国7~9月期のGDP、中国9月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、米10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、米9月のCB景気先行指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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