市場ニュース

戻る
 

【市況】18日の香港市場概況:ハンセン0.1%高と5日続伸、保険セクターに買い

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

18日の香港市場は小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比14.27ポイント(0.05%)高の28711.76ポイントと5日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数が53.64ポイント(0.46%)高の11621.95ポイントと反発した。売買代金は875億8100万香港ドルとなっている(17日は838億7900万香港ドル)。

本土株高が全体相場を支える流れ。5年に1度の共産党大会が開幕するなか、上海総合指数は政策に対する期待感などで堅調に推移した。24日までの党大会期間中は、当局が相場を安定させるとの見方が根強い。もっとも、上値は限定的された。あす19日は中国本土で第3四半期GDP成長率や、9月の各種経済指標がまとめて公表されるため、様子見ムードも漂っている。ハンセン指数は前日の終値を挟み、一進一退した。

業種別では、H株保険セクターの上げが目立つ。新華人寿保険(1336/HK)が4.5%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.3%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が2.3%高、中国平安保険(2318/HK)が1.9%高で引けた。

本土系不動産セクターも買われる。碧桂園HD(2007/HK)が3.6%高、雅居楽集団HD(3383/HK)が2.7%高、万科企業(2202/HK)が1.7%高、中国恒大集団(3333/HK)が1.3%高と値を上げた。

医薬関連セクターもしっかり。中国医療集団(8225/HK)が10.7%、広州白雲山医薬集団(874/HK)が5.5%、中国神威薬業集団(2877/HK)が1.4%、四環医薬HD集団(460/HK)が1.1%ずつ上昇した。

本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、0.29%高の3381.79ポイントで取引を終えた。時価総額上位の金融株や石油株が相場をけん引。上海市場の代表的な50銘柄で構成される「上海50A株指数」は1.1%高と反発し、他の主要指数をアウトパフォームした。

【亜州IR】

《CS》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均