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【市況】18日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高と反発、党大会開幕で政策期待

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

18日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.75ポイント(0.29%)高の3381.79ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、10.32ポイント(0.29%)高の3541.64ポイントで取引を終えている。

第19回共産党大会の開幕がプラス。24日までの党大会期間中は、当局が相場を安定させる??との思惑が広がった。政策期待も高まる。焦点となる指導部人事に関連し、習近平・国家主席のプレゼンスがさらに強まる見込みだ。同氏の進める政策がより強化されるとみられている。

時価総額上位の金融株や石油株が相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が2.1%、中国人寿保険(601628/SH)が1.7%、中国石油天然気(601857/SH)が2.5%ずつ上昇している。上海市場の代表的な50銘柄で構成される「上海50A株指数」は1.1%高と反発し、他の主要指数をアウトパフォームした。

バイオ医薬関連株やヘルスケア株も物色される。医薬品メーカーの広州白雲山医薬集団(600332/SH)が6.9%高、ヘルスケア・サービスの通策医療投資(600763/SH)が2.0%高で引けた。習主席が党大会の冒頭演説で、国民の健康促進を目指す国家戦略「健康中国」について言及したことなどが支援材料となっている。環境保護関連や新区建設関連などもしっかり。自動車株や消費関連株の一角も上昇した。

一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が2.28ポイント(0.65%)安の349.02ポイント、深センB株指数が1.51ポイント(0.13%)安の1203.79ポイントで終了した。

【亜州IR】

《CS》

 提供:フィスコ

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