市場ニュース

戻る
 

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ウェッジHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■ウェッジHD <2388>  444円 (-100円、-18.4%) ストップ安

 ウェッジホールディングス <2388> [JQG]が連日のストップ安に売られ、年初来安値を更新した。16日、タイ証券取引所に上場する子会社グループ・リース(GL社)の株式が16日から一時的に取引を停止されていると発表したことが売り材料視された。タイ証券取引委員会の通知によると、GL社の最高経営責任者(CEO)此下益司氏が偽計および不正会計の可能性を指摘され、同国法務省特別捜査局による調査を受けることとなった。刑事告訴につながる可能性を含むこの件について、GL社が投資家に対し公式な説明を行ってないとし、タイ証券取引所は同社株式を取引停止とした。

■ネクステージ <3186>  2,651円 (-337円、-11.3%)

 東証1部の下落率トップ。ネクステージ <3186> が7日ぶり急反落。16日、同社が150万3000株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限39万株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による109万7000株の株式売り出しを発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の約9.1%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は23日から26日までのいずれかの日に決定。最大で66億9500万円の調達資金については、新規出店のための設備投資資金などに充てる。

■マース <6419>  2,306円 (-77円、-3.2%)

 マースエンジニアリング <6419> が大幅続落。16日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を287億円から250億円(前期比0.3%減)へ、営業利益を50億円から40億円(同7.3%減)へ、純利益を35億円から27億円(同25.4%減)へ下方修正したことが嫌気された。同社では新製品のリリースによる業績回復を計画していたが、規制強化などを受けてパチンコ業界で先行き不透明感を受けてホールの設備投資意欲が低迷しており、期初の予想よりも回復が遅れていることが要因としている。

■日本M&A <2127>  5,550円 (-80円、-1.4%)

 日本M&Aセンター <2127> が続落。16日につけた上場来高値にあと10円に迫ったものの、その後は利益確定売りに押された。同社は16日、18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の57億円→71.2億円に24.9%上方修正。増益率が1.1%増→26.3%増に拡大し、従来の7期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。上期業績の上方修正は7月に続き、2回目。中小企業の後継者不足などを解決するM&A需要の拡大を背景に、M&A成約件数が想定より伸びたことが寄与。成約件数は前年同期比36.2%増の380件に拡大した。なお、通期の経常利益は従来予想の100億円(前期は90.7億円)を据え置いた。

※17日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均