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【市況】17日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安と続落、素材株の下げ重し

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

17日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.43ポイント(0.19%)安の3372.04ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、6.59ポイント(0.19%)安の3531.32ポイントで取引を終えている。

非鉄や鉄鋼など素材株が急落し、投資家のセンチメントを冷やした。廈門タングステン業(600549/SH)が7.0%安、江西銅業(600362/SH)が2.9%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が1.7%安と下げが目立っている。このところ買われていた銀行株もさえない。

もっとも、下値は限定的。第19回共産党大会の開幕を18日に控え、当局は相場安定のため、政府系ファンドなど「国家隊」が大型株を買い支えるとの期待感も残っている。党大会で言及される政策に対する期待が高まるなか、関連銘柄を探す動きは続いた。天然ガス関連株がしっかり。深セン市燃気集団(601139/SH)が1.7%上昇している。半導体製造などハイテク株も買われた。消費関連株の一角も物色されている。

一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が5.22ポイント(1.46%)安の351.31ポイント、深センB株指数が1.90ポイント(0.16%)安の1205.30ポイントで終了した。

【亜州IR】

《CS》

 提供:フィスコ

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