【市況】＜週末コメント＞　─ 来週の相場展望 ─　2017年10月13日

　今週の日経平均終値は２１１５５円１８銭、前週末比４６４円４７銭高でした。

　世界の中で相対的に出遅れ感のある日経平均は今週も上げて５週連続高となりました。もともと割安感があって業績も上方修正が必至。懸念された「円高」「北朝鮮」問題が後退し、米国株もこれだけ上がれば、日本株は買いエントリーが当然ということになります。ヘッジファンドが先物中心に買いを入れ、日経平均はあっさりと２万１０００円の大台を回復。アベノミクス最高値更新となりましたが、現状は米国、中国、欧州がけん引する世界景気拡大が主で、アベノミクスというよりも世界的業績相場で上がっていることになります。それ故、安定的かつ息の長い相場になることも十分に考えられるでしょう。さて、足元では日経平均が９連騰に達していることから来週はどこかで上げ一服となる公算大です。ただ、それは本格的な調整局面に入るという意味ではありません。今後は２万１０００～１５００円のレンジを形成する流れとなるでしょうから、押しても２万１０００円前後が下限ということになります。今後も押し目買い、出遅れ株買いスタンスが有効と考えます。（ストック・データバンク　編集部）