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【市況】1996年12月6日以来の21000円が射程に/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 20978.56 (+97.29)
TOPIX  : 1702.37 (+5.56)

[後場の投資戦略]

 日経平均は2015年6月のザラバ高値をクリアしたことにより、2012年12月の第2次安倍内閣発足後の最高値を明確に突破した。1996年12月6日(21001.90円)以来の21000円が射程に入ってきた。米FOMC議事録では当局者の大半が年内の利上げについて支持する見方を示しているなか、年内の追加利上げへの思惑が高まっている。米国市場では12日から金融機関の決算発表が予定されており、決算内容次第ではメガバンクや保険セクターへの物色に波及しよう。

 その他、衆院選では「最も可能性が高い結果」として、連立与党による議席過半数維持を市場が期待しているとみられるなか、各メディアの調査結果は「アベノミクス加速」への思惑に向かわせ、先高期待が高まりやすい。日経平均の21000円目前で売り買いが交錯する可能性があるが、明日にSQを控えているなか、SQでの21000円到達が意識される。一方で、北朝鮮情勢への警戒も根強く、手掛けづらさもありそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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