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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、東ソー、ローツェなど

ソニー <日足> 「株探」多機能チャートより

ソニー<6758>:4074円(-50円)
続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げしている。目標株価も4700円から4400円に引き下げ。19年3月期営業利益は減益リスクがあり、少なくともガイダンスベースでの減益公算が市場で高まりつつあるとの見方。一方で、テスラ向け二次電池への期待感を反映して、パナソニック<6752>の投資判断を格上げしているようだ。


石川製<6208>:3700円(-480円)
大幅反落。地政学リスクの高まりを映して足元の株価は一段高、昨日終値まで4営業日の上昇率は40%に達していた。短期的な過熱警戒感が強まる中、前日に北朝鮮の労働党創建記念日を波乱なく通過したことで、目先の利食い売りが優勢となる展開に。ただ、北朝鮮の挑発行為が一巡したとみる向きは少なく、目先的には中国共産党大会終了後への懸念なども強い状況だ。


東ソー<4042>:2450円(-92円)
大幅反落。上半期営業利益が前年同期比3割増の550億円前後となり、期初予想の440億円を上回ったもようとの観測報道が伝わっている。上半期としては過去最高益を更新したようだ。米ハリケーンなどの影響でウレタン原料の国際需給が逼迫、採算が向上したとされている。ただ、第1四半期が2割超の増益で上振れ期待はあったほか、市況上昇も想定内で、観測数値並みの上振れ期待は織り込まれていたようだ。


ローツェ<6323>:2673円(+364円)
大幅続伸。前日に第2四半期の決算を発表、累計営業利益は33.3億円で前年同期比55.2%増益、従来予想の29億円を上回る着地となった。つれて、通期予想は従来の42.2億円から47.1億円に上方修正。主力製品であるウエハ搬送機の受注増加が業績上振れの背景に。第1四半期が同35.4%減益であったことから、6-8月期の急回復による上方修正にはサプライズが大きくなっている。

《DM》

 提供:フィスコ

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