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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は3日続伸、インド準備銀行が金融緩和に踏み切るとの期待

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 76897.21 +1.55%
10日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1170.41ポイント高(+1.55%)の76897.21で取引を終えた。76995.59まで上昇した後、一時75745.07まで下落した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いが広がった。また、国内の消費が拡大しているとの報告も景気の回復期待を高めた。一方、鉄鉱石価格の下落が関連銘柄の売り材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2086.91 -0.45%
10日のロシア株式市場は6日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比9.38ポイント安(-0.45%)の2086.91で取引を終了した。2096.35 から2084.49まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、欧米金融当局が金融引き締めに踏み切るとの懸念も足かせに。一方、原油価格の上昇が指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 31924.41 +0.24%
10日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比77.52ポイント高(+0.24%)の31924.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.20ポイント高(+0.28%)の10016.95で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。インド準備銀行(中央銀行)が金融緩和に踏み切るとの期待が高まっていることが指数をサポートした。景気回復の遅れや物品・サービス税(GST)の導入(7月)に伴う経済活動の一時停止を受け、政府が景気対策のほか、金融緩和などにも踏み切ると期待されている。

【中国本土】】上海総合指数 3382.99 +0.26%
10日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.61ポイント高(+0.26%)の3382.99ポイントと3日続伸した。

国内景気の先行き楽観が強まる展開。9日に発表された国際通貨基金(IMF)による最新の世界経済見通し(WEO)では、中国の2017年・国内総生産(GDP)成長率予想が6.8%に上方修正された。7月時点の予想値から0.1ポイント引き上げられている。中国では来週19日、今年第3四半期GDP成長率が発表される予定。第2四半期の6.9%から、6.8%に減速すると予想されているが、過度の景気減速に対する警戒感は薄らいでいる。商品市況安などを嫌気して指数は安く推移していたものの、後場に入り買いが優勢となった。

《CS》

 提供:フィスコ

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