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【市況】明日の株式相場見通し=利益確定売りで一服商状、相場の牽引役見当たらず

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(11日)の東京株式市場は、きょうまでの6日続伸の反動もあり利益確定の売りが優勢となりそうだ。日経平均株価は、一服商状が想定される。きょうまで6日間の日経平均の上昇幅は合計467円に達し、2万800円台に乗せたことで過熱感が増してきた。

 市場関係者からは「きょうは、株価指数先物主導の上昇が明確だった。寄与度の高いソフトバンクグループ<9984>、京セラ<6971>、東京エレクトロン<8035>、リクルートホールディングス<6098>の4銘柄合計で日経平均を69円分押し上げた。15年6月につけたアベノミクス高値2万868円(終値ベース)に急接近してきたことで、戻り待ちの売りも想定される。また、全体相場を牽引するような物色テーマや個別銘柄が見当たらないことも、全般地合いが盛り上がりに欠けている要因だ」との見方が出ていた。

 10日の東京株式市場は買い優勢の展開で、利益確定の売り物をこなしてほぼ高値引けで連日の年初来高値を更新となった。日経平均株価終値は、前週末比132円80銭高の2万823円51銭と6日続伸した。

 日程面では、8月の機械受注、9月の工作機械受注に注目。海外では、中国共産党中央委員会第7回全体会議、FOMC議事要旨(9月19~20日開催分)、石油輸出国機構(OPEC)月報が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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