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【材料】レカム---ラジオNIKKEIマーケットプレス10月5日放送

レカム <日足> 「株探」多機能チャートより

ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』10月5日放送において、レカム<3323>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

最初に紹介するのは証券コード<3323>東証ジャスダック上場のレカムです。

レカムは、約6万社の中小企業に対して情報通信機器、インターネットサービスなど情報通信に関するあらゆる商品、サービスをワンストップで提供するソリューションプロバイダーです。主力事業はビジネスホン、MFP、セキュリティ商品、その他OA機器などの情報通信機器を販売する情報通信事業です。情報通信事業のほかに、国内を中心とする顧客から請け負った業務を中国とミャンマーの海外子会社で実施するBPO事業を展開するほか、中国でLED照明や情報通信機器の販売を行う海外法人事業も手掛けています。2017年2月より純粋持株会社体制へ移行しました。

2017年9月期第3四半期(16年10月-17年6月)連結決算では、売上高が前年同期と比べて17.7%増の36億7700万円、営業利益が1億3800万円(前年同期は2200万円の損失)、経常利益が1億3300万円(前年同期は1700万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が8800万円(前年同期は2800万円の損失)でした。第3四半期累計としては、各利益が上場来最高益となりました。情報通信事業の売上高は前年同期と比べて6.8%増の31億3200万円となりました。直営店チャネルは前期並みの売上を維持し、加盟店チャネルはパートナー統括部の、特にセキュリティ商材の営業同行等の販売支援を強化したことで伸長しました。
BPO事業の売上高は前年同期と比べて63.8%増の2億5000万円と、こちらも大幅に伸長しました。紹介営業やWebでの問い合わせ対応等による新規顧客の獲得に注力するとともに、既存顧客からの追加業務の獲得に取り組んだ結果です。また、海外法人事業の売上高は前年同期と比べて7.6倍の2億9400万円と大幅増収となりました。

2017年9月期通期業績予想は期初計画どおりで、売上高が前の期と比べて27.8%増の56億5,000万円、営業利益は前の期と比べて141.5%増の3億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前の期と比べて250.5%増の1億9,000万円です。売上高は2期連続の2ケタ増収、営業利益、経常利益、当期純利益は過去最高益を見込む内容となっています。2017年9月期は2019年9月期までの3ヶ年中期経営計画の初年度であり、各数値計画や具体的戦略は中期経営計画に沿ったものとなっています。通期の進捗の結果は、中期経営計画の達成を占う重要な位置付けとなります。

2016年9月期に大幅な未達となったBPO事業及び海外法人事業については、2017年9月期第2四半期時点では情報通信事業からの営業員の転換もスムーズに行われ、大幅な拡販に成功しています。中期的にも、BPO事業と海外法人事業を情報通信事業と並ぶ事業の柱とするためには、2017年9月第2四半期と同様の高い成長性が期待されます。ただし、2017年9月期計画達成可否については、BPO事業と海外法人事業の高成長は当然ながら、売上高構成比で8割超を占める情報通信事業での拡販と収益確保がカギでしょう。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

 提供:フィスコ
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