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【市況】東京株式(寄り付き)=反落、米株軟調と円安一服でやや利食い優勢

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 10日の東京株式市場はやや売り先行、寄り付きの日経平均株価は前週末比10円安の2万680円と反落。

 前日の米国株市場ではNYダウなど主要3指数が小幅ながら下落、外国為替市場でも1ドル=112円台後半の推移と円安一服局面にあり、利益確定売りが優勢となっている。日経平均は前週5営業日すべて高く、目先的な高値警戒感がある一方、株価水準的には米国株市場などと比較して出遅れ感が強いため、下値では押し目買いが優勢となりやすい。6日に発表された米9月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が、7年ぶりに前月比減少に転じたが、これはハリケーン被害の影響によるもので、平均賃金や失業率は改善するなど堅調な米経済に変化なしとの見方が強く株価にはポジティブに働く。ただ、10日は衆院選の公示日であるとともに、北朝鮮の朝鮮労働党の創立記念日にあたり、地政学リスクに対する警戒もくすぶっている。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種前後が高い、値上がり上位に倉庫、紙パルプ、小売、建設、繊維など。値下がりで目立つのは保険、鉱業、鉄鋼、卸売、証券など。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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