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【通貨】今日の為替市場ポイント:米年内追加利上げを想定したドル高基調持続へ

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

9日のドル・円相場は、東京市場では112円33銭から112円70銭で推移。欧米市場では112円75銭から112円51銭で推移し、112円68銭で取引を終えた。

本日10日のドル・円は、朝鮮労働党創建72周年の記念日を迎えた北朝鮮による挑発行為への警戒感が強まる中、112円台半ばで推移か。ただ、年内の米追加利上げ観測などを背景としたドル高・円安基調は継続するとみられる。

北朝鮮は10日、朝鮮労働党創建72周年の記念日を迎えた。7日に米西海岸到達可能なミサイル発射準備していると報じられるなど、北朝鮮による挑発行為への警戒感が強まっている。このため、比較的安全資産とされる円を物色する動きが目立っている。

前週末6日発表された米雇用統計では失業率の低下や平均時給の加速が確認されるなど、市場では12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが行われるとの思惑が広がっている。また、米税制改革の年内成立への期待感を背景にドル高・円安基調は継続している。日中の取引では日経平均株価の動向をにらみ、ドル・円は112円台半ばで底堅く推移するとみられる。

《HT》

 提供:フィスコ

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