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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ゲームウィズ、小野薬、アンリツ

小野薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■GameWith <6552>  3,990円  +560 円 (+16.3%) 一時ストップ高   11:30現在
 28日、GameWith <6552> [東証M]が決算を発表。18年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)が3.4億円で着地したことが買い材料視された。主力のゲーム情報サイトで前期から進めてきた広告運用体制の構築による成果に加え、広告主による大型タイトルのリリースに伴う特需が寄与し、広告収入が大きく伸びた。第1四半期実績だけで、通期計画の7.8億円に対する進捗率は43.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■第一工業製薬 <4461>  712円  +39 円 (+5.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 28日、第一工業製薬 <4461> が18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の13億円→19億円に46.2%上方修正。従来の11.7%減益予想から一転して29.0%増益を見込み、2期ぶりに上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。ウレタン材料の土木用薬剤や機能材料の難燃剤などの販売が好調だったことが寄与。高付加価値品の販売増加に加え、原料ナフサ価格が想定より低水準で推移したことも上振れの要因となる。

■小野薬品工業 <4528>  2,522.5円  +102 円 (+4.2%)  11:30現在
 小野薬品工業 <4528> が大幅反発。28日、生化学工業 <4548> と共同開発中の変形性関節症治療剤 「SI-613」の腱・靱帯付着部症を対象とした後期第2相臨床試験を開始したと発表したことが買い材料視された。腱・靱帯付着部症は、膝や肘、かかとなどの骨や筋肉と、腱・靭帯が結合している部位に、過度の負荷が要因となって起きる炎症性疾患。「SI-613」は変形性関節症を対象とした第3相臨床試験を実施中であるが、今回の試験を通じ、変形性関節症に加えて腱・靭帯付着部症の適応症取得をめざすとしている。

■アンリツ <6754>  910円  +34 円 (+3.9%)  11:30現在
 アンリツ<6754>が急反発。SMBC日興証券は28日、同社株の投資評価を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は1260円とした。商用化サービス開始が期待される5G(第5世代移動通信システム)需要により、21年の通信測定器市場規模はLTE関連需要で好調だった12年の規模に迫ると予想。22年3月期の連結営業利益は17年3月期実績に比べ4.5倍の192億円を見込んでいる。

■日本ハウス <1873>  656円  +22 円 (+3.5%)  11:30現在
 日本ハウスホールディングス <1873> が5日続伸し、年初来高値を連日更新した。株価は13年7月以来、約4年2ヵ月ぶりに650円を突破している。28日、子会社の銀河高原ビールの全株式をヤッホーブルーイングに売却すると発表したことが買い材料視された。銀河高原ビールは「ヴァイツェン」「小麦のビール」をはじめとするクラフトビールを製造する子会社。今回の売却により、同社はビール事業から撤退し、住宅事業とホテル事業に経営資源を集中的に投入する方針だ。なお、売却額は非公表だが、今期に株式売却益を計上する見込みとしており、売却益の発生を期待する買いが向かったようだ。

■アズビル <6845>  4,810円  +115 円 (+2.5%)  11:30現在
 28日、アズビル <6845> が18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の57億円→75億円に31.6%上方修正。増益率が35.4%増→78.2%増に拡大し、10期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。利益体質改善施策が進んだアドバンスオートメーション事業の採算が想定以上に改善することが寄与。円安による為替差益の増加も利益を押し上げる。なお、通期の経常利益は従来予想の215億円(前期は204億円)を据え置いた。

■パナソニック <6752>  1,641.5円  +15 円 (+0.9%)  11:30現在
 パナソニック<6752>は3日続伸、全般軟調相場のなかで頑強な展開をみせている。世界的な自動車の環境規制が高まるなか、電気自動車(EV)シフトの動きがグローバルで進んでおり、同社はその動力源であるリチウムイオン電池メーカーの本命格としてマークされている。米テスラモーターズとの連携が厚く、年初には米ネバダ州に世界最大のリチウム電池工場「ギガファクトリー」を稼働させるなど、同分野で主導権を握る。直近では兵庫県姫路市の液晶パネル工場において数百億円規模を投資して2019年にもリチウム電池を生産する方針が伝わるなど、業容拡大への期待が高まった。

■大同特殊鋼 <5471>  6,620円  +60 円 (+0.9%)  11:30現在
 大同特殊鋼<5471>が反発。SMBC日興証券は28日、同社株の目標株価を5400円から7000円に引き上げた。投資評価は「2」を継続した。同証券では18年3月期の連結経常利益予想を従来予想の273億円から360億円(会社予想310億円)に引き上げた。19年3月期の同利益は291億円から380億円に見直した。特殊鋼、ステンレスの需要好調が継続しており、会社計画を超過する可能性が高い、と指摘。ただ、第2四半期以降は、鉄くずや資材費の上昇などにより、業績拡大の勢いに若干ブレーキがかかる可能性があるともみている。19年3月期以降は、一段の業績拡大には自動車部品・産業機械部品事業の収益底上げが不可欠と分析している。

■ハイデイ日高 <7611>  3,135円  -225 円 (-6.7%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 28日に決算を発表。「6-8月期(2Q)経常は6%減益」が嫌気された。ハイデイ日高 <7611> が9月28日大引け後(15:00)に決算を発表。18年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.1%増の26.4億円に伸び、通期計画の46.8億円に対する進捗率は56.5%となり、5年平均の55.2%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ハイデイ日高の詳しい業績推移表を見る

■小糸製作所 <7276>  7,080円  -470 円 (-6.2%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 28日、小糸製作所 <7276> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の990億円→940億円に5.1%下方修正。従来の3.8%増益予想から一転して1.4%減益見通しとなったことが売り材料視された。豊田通商と中国社との合弁会社で連結子会社である上海小糸社の持分全てを売却することを決定。上海小糸社が連結対象から外れるため、売上と経常利益の予想をそれぞれ引き下げる。

■イオンファンタジー <4343>  3,705円  -210 円 (-5.4%)  11:30現在  東証1部 下落率8位
 大型ショッピングセンター内に遊戯施設を展開するイオンファンタジー<4343>は朝方買い一巡後に値を消す展開で、前日比マイナス圏での推移となっている。同社は28日取引終了後、18年2月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を690億円から700億円(前期比7.6%増)へ、営業利益を42億円から50億円(同32.7%増)へ、最終利益を19億円から21億5000万円(同26.7%増)へそれぞれ増額した。第2四半期連結累計期間は、国内事業で昨年度より好調に推移している大型景品を中心としたプライズ部門のさらなる拡充を図ったことや、イベントなどの強化により好調に推移したメダル部門が牽引し、遊戯機械売上の既存店伸び率が10.2%増と順調に推移した。また、中国事業、ASEAN事業でも、既存店売上が好調に推移した。

■スター精密 <7718>  1,940円  -42 円 (-2.1%)  11:30現在
 スター精密<7718>は小幅反落。同社は28日取引終了後、18年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。売上高は281億500万円(前年同期比22.3%増)、営業利益は22億9100万円(同26.8%増)、最終利益は16億8000万円(同58.4%増)だった。主力の工作機械部門で、CNC自動旋盤は各地域で需要が旺盛に推移するなか、米国市場は医療関連を中心に、売上高が大幅に増加した。欧州市場は円高の影響を受けたものの、自動車関連を中心に設備投資の動きがみられ、売上高は大幅に拡大した。中国を中心としたアジア市場および国内市場でも自動車関連の販売が好調に推移した。業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高565億円(前期比15.5%増)、営業利益51億円(同41.4%増)、最終利益41億円(同28.9%増)を見込んでいる。

■インテリW <4847>  797円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   11:30現在
 インテリジェント ウェイブ<4847>がストップ高まで買われている。同社は28日、自社で販売提供しているイスラエル社製のサイバーセキュリティー対策ソリューション「Deceptions Everywhere」が、世界的な規模を持つ国内大手金融機関に採用されたと発表。業績への寄与などが期待されているようだ。Deceptions Everywhereは、攻撃者の思考を逆手に取る発想から生まれた、まったく新しいコンセプトのサイバー攻撃対策ソリューション。社内のすべてのエンドポイント(サーバー、クライアント機器)に膨大な罠を張り巡らせることで攻撃者を騙し、侵入を検知し、リアルタイムかつ即時に調査分析することにより、攻撃対象を隔離するなどの対策を迅速に実行することができる。

●ストップ高銘柄
 フジックス <3600>  3,000円  +500 円 (+20.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ダイヤモンド電機 <6895>  5,540円  +700 円 (+14.5%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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