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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 Vコマース、アズビル、ゲームウィズ (28日大引け後 発表分)

Vコマース <日足> 「株探」多機能チャートより

 28日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 Vコマース <2491>   ★今期経常を最高益に75%上方修正、配当も2円増額
 ◆17年12月期の連結経常利益を従来予想の11億円→19.2億円に74.5%上方修正。増益率が9.9%増→91.8%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。「Yahoo!ショッピング」に出店するストア向け顧客管理ツールの導入数が想定以上に伸びることが寄与。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の7円→9円(前期は4円)に増額修正した。

 東エレデバ <2760>   ★今期経常を33%上方修正
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→20億円に33.3%上方修正。増益率が8.9%増→45.2%増に拡大する見通しとなった。産業機器や自動車向け半導体製品の販売好調に加え、スマートフォン関連の商権拡大も寄与し、売上が計画を10.0%も上回ることが利益を押し上げる。

 一工薬 <4461>   ★上期経常を一転29%増益・最高益に上方修正
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の13億円→19億円に46.2%上方修正。従来の11.7%減益予想から一転して29.0%増益を見込み、2期ぶりに上期の最高益を更新する見通しとなった。ウレタン材料の土木用薬剤や機能材料の難燃剤などの販売が好調だったことが寄与。高付加価値品の販売増加に加え、原料ナフサ価格が想定より低水準で推移したことも上振れの要因となる。

 東京個別 <4745>   ★上期経常を3.1倍上方修正
 ◆18年2月期上期(3-8月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.4億円→4.6億円に3.1倍上方修正。増益率が2.8倍→8.9倍に拡大する見通しとなった。入会生徒数が増加したうえ、講習会売上も堅調に推移し、売上が計画を上回ったことが寄与。上期に予定していた広告宣伝費などのコストの一部が下期に後ろずれすることも利益を押し上げた。

 ゲームウィズ <6552> [東証M]  ★6-8月期(1Q)経常は3.4億円、対通期計画44%進捗
 ◆18年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は3.4億円で着地。主力のゲーム情報サイトで前期から進めてきた広告運用体制の構築による成果に加え、広告主による大型タイトルのリリースに伴う特需が寄与し、広告収入が大きく伸びた。
  通期計画の7.8億円に対する進捗率は43.9%に達しており、業績上振れが期待される。

 アズビル <6845>   ★上期経常を10期ぶり最高益に32%上方修正
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の57億円→75億円に31.6%上方修正。増益率が35.4%増→78.2%増に拡大し、10期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。利益体質改善施策が進んだアドバンスオートメーション事業の採算が想定以上に改善することが寄与。円安による為替差益の増加も利益を押し上げる。

 グラファイト <7847> [JQ]  ★今期経常を20%上方修正
 ◆18年2月期の経常損益(非連結)を従来予想の3億6400万円→4億3600万円に19.8%上方修正。増益率が0.6%増→20.4%増に拡大する見通しとなった。自社ブランドのゴルフシャフト新製品の受注が伸び、売上が計画を上回ることが寄与。製造コストの見直しなどによる採算改善も上振れに貢献する。
  予想PERが14.0倍→12.3倍に低下し、割安感が強まった。

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