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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:カイオムが続伸、GTSは急伸

大泉製 <日足> 「株探」多機能チャートより

<6618> 大泉製 1264 +109
一時1344円まで急伸。トヨタ自<7203>やマツダ<7261>、デンソー<6902>が電気自動車(EV)の開発を担う新会社を共同で設立する方針を固めたと一部メディアで報じられており、同社などEV関連とされる銘柄の刺激材料になった。報道によれば、世界的に自動車の環境規制が強まるなか、需要の拡大が見込まれるEVの開発を加速させることが今回の新会社設立の狙いのようだ。開発コストを抑えるため、幅広い車種で使える部品などの開発を急ぐという。

<6541> グレイス 5920 +620
大幅続伸。東海東京証券がレーティング「Outperform」、目標株価7900円でカバレッジを開始している。17年3月期は大幅増収増益で着地したが、18年3月期以後も業績拡大が続くと予想している。上場前後から知名度が飛躍的に高まり、また大手製造業顧客と取引・商談していることも周知されつつあると指摘。これにより、今後は業務品質の高さとコストメリットを武器に潜在市場を開拓するとみているようだ。

<4584> GTS 1310 +171
後場急伸。長春長生生物科技有限責任公司との中国におけるバイオシミラーの事業化に関して、同社の原薬製造技術の移管を完了し、共同事業化に向け本格稼働したと発表している。対象となる「ヒュミラ(一般名:アダリムマブ)」は、関節リウマチなどの治療薬として世界最大の市場(16年世界売上高は約1.7兆円)を持つブロックバスター。なお、同社は一定のマイルストンを受領し、今後は開発段階に応じたマイルストンペイメント及び上市後のロイヤリティを得る予定となっている。

<4583> カイオム 381 +9
続伸。スイスのADC Therapeutics社(ADCT社)とがん治療用抗体「LIV-1205」のAntibody Drug Conjugate開発用途における開発・製造及び販売に関するライセンス契約を締結したと発表している。本契約の締結に伴いADCT社より受領する契約一時金は第3四半期において計上する。また、今後は開発及び販売の進捗に応じたマイルストーンと、製品上市後には製品の売上高に応じたロイヤルティを受領することとなる。

<7521> ムサシ 1992 +37
3日ぶり反発。投資有価証券売却益の計上に伴い、18年3月期の上期及び通期純利益見通しの上方修正を発表している。上期で従来の1.69億円から2.77億円(前年同期は6.92億円)、通期で3.94億円から5.02億円(前期は7.81億円)に引き上げている。なお、投票用紙読み取り分類機で国内シェア8割を握る同社は、足元で選挙関連銘柄としても関心を集めている。

《DM》

 提供:フィスコ
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