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【市況】NY株式:ダウ11ドル安、税制改革案発表を控えて様子見

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

26日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は11.77ドル安の22284.32、ナスダックは9.57ポイント高の6380.16で取引を終了した。昨日に下落が目立ったハイテク株を中心に買い戻しが広がり、買いが先行。アトランタ連銀総裁が12月の追加利上げを支持する姿勢を示したことや、共和党幹部がオバマケア撤廃法案の採決を断念したことが上値を抑えた。明日に発表が予定される税制改革案の内容を見極めたいとの思惑から、引けにかけて上げ幅を縮小し、ダウは下落に転じた。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で商業・専門サービスや電気通信サービスが下落した。

ソフトウェアのレッドハット(RHT)は、決算内容が好感され、堅調推移。アップル(AAPL)、ネットフリックス(NFLX)、アルファベット(GOOGL)など主要ハイテク株は値ごろ感から買い戻された。鉄鋼大手のUSスチール(X)は神戸製鋼との合弁事業に共同で4億ドルの出資を行うと発表し、上昇。一方で、レストランチェーンのダーデン・レストランツ(DRI)は決算内容が嫌気され、下落した。

マーケット終了後に半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)が発表した6-8月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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