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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

アイビー <日足> 「株探」多機能チャートより

■アイビー化粧品 <4918>  6,300円 (-1,500円、-19.2%) ストップ安

 アイビー化粧品 <4918> [JQ] がストップ安売り気配。同社は25日に業績修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の55億円(予想レンジ中値)→26億円(同)に52.7%下方修正し、増益率が5.0倍→2.4倍に縮小する見通しとなったことが売り材料視された。浸透美活液「レッドパワーセラム」の販売が伸び悩み、売上が計画を33.9%も下回ることが響く。「レッドパワーセラム」の販売拡大を見込み、人件費や販売促進費などの経費を先行投資していることも利益圧迫の要因となる。

■北陸電力 <9505>  957円 (-69円、-6.7%)

 東証1部の下落率7位。北陸電力 <9505> は大幅反落。25日の取引終了後、未定としていた第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高2840億円(前年同期比8.2%増)、営業利益70億円(同35.7%減)、純利益5億円(同88.1%減)を見込んでいると発表しており、大幅減益見通しであることが嫌気された。また、同じく未定としていた中間配当を無配(前年同期25円)にするとあわせて発表したことも嫌気された。

■三井ハイテック <6966>  2,303円 (-88円、-3.7%)

 三井ハイテック <6966> が5日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付で投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げたことが弱材料視されたようだ。「電機部品部門のモーターコアを牽引役とする成長シナリオの実現」とのストーリーは強まっているが、直近の株価上昇でxEV普及に伴うモーターコア需要拡大による当面の業績向上は織り込まれたと判断したという。ただ、18年1月期営業利益予想を27億円から28億円へ、19年1月期を同48億円から49億円へ引き上げており、これに合わせて目標株価も2300円から2400円へ引き上げられている。

■村田製作所 <6981>  16,135円 (-480円、-2.9%)

 村田製作所 <6981> が続落。為替が足もとドル安・円高含みに推移していることが向かい風となっているほか、ここ米国株市場でアップル株の下落が目立っていることもあって、アップルの国内最有力サプライヤーである同社株も影響を受けている。前日にアップルの株価は4日続落で8月1日以来約2ヵ月ぶりの安値圏に沈み、NYダウの下げに大きく影響を与えている。一方、村田製はきょうの下げで25日移動平均線を下回りつつあり、テクニカル的にも正念場を迎えている。

■富士電機 <6504>  621円 (-18円、-2.8%)

 富士電機 <6504> が反落。筆頭株主の富士通 <6702> が午前9時ごろ、保有する富士電機株式の一部である5400万株を9月29日付で売却すると発表しており、需給悪化への警戒感から売られたようだ。今年2月に発表した株式持ち合いの見直しの一環としてSMBC日興証券に売却する予定で、これにより富士通の保有株数は議決権割合は7433万3064株(議決権割合10.44%)から2033万3064株(同2.86%)に低下し、主要株主に該当しなくなる見通しだ。

※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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