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【経済】主要先進国の金利が軒並み上昇基調~ドル円をサポートへ、SMBC日興証券(花田浩菜)

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

ドル円は週明けの26日には1ドル112円台を上回って推移していましたね。9/26付の「Daily Outlook」では、主要先進国の金利が軒並み上昇基調にあることに注目し、その影響について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)を受けて年内利上げ期待が再浮上し、米金利上昇とドル高円安をもたらしたことに加え、『足元では、米国のみならず主要先進国における金融政策正常化に向けた動きに注目が集まっている』と伝えています。

続けて、『ユーロ圏においては、ECB(欧州中央銀行)による量的金融緩和の縮小開始が来年初にも見込まれている他、英国では、9月14日の会合で政策金利は据え置かれたものの、インフレの加速や労働市場の改善が続けば今後数ヵ月以内に利上げが行われる可能性が示唆された。また、9月に今年2度目となる利上げに踏み切ったカナダでは、年内もう一段の利上げ期待が根強い。こうしたことを受け、豪州やNZを含めた主要先進国の長期金利が軒並み上昇している』と欧州やカナダの利上げやそれに対する期待が、豪州やNZなどにも波及していることを紹介しています。対して、日本の長期金利が低位で安定的に推移していることから、『内外金利差が拡大する中、円は全般的に売られやすい地合いにある』と見ています。

これらを踏まえた上で、『ドル円は北朝鮮の動向に引き続き注意を要しよう。もっとも、主要先進国における金融政策の正常化が今後も続くことを踏まえれば、主要通貨全般に対する円売り圧力は当面続くことが予想され、基調として緩やかなドル高円安が期待されよう』との見解を述べています。

詳しくは9/26付の「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

《DM》

 提供:フィスコ
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