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【材料】フィックスターズが後場プラスに転じる、早大高等研究所と量子コンピューティング周辺技術で共同研究を開始

Fスターズ <日足> 「株探」多機能チャートより
 フィックスターズ<3687>が後場プラスに転じる。この日正午ごろ、早稲田大学高等研究所と量子コンピューティング周辺技術の普及に寄与する、イジングモデル型情報処理デバイスの高速化に関する理論的研究を目的とした共同研究契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 イジングモデルとは統計力学模型の一種で、膨大な選択肢からベストな選択肢を探索する「組合せ最適化問題」に対する手法として広く利用されている。近年、イジングモデルをハードウエア上に実装し「組合せ最適化問題」を高速に処理する試みが広まりつつあり、カナダのディー・ウェイブ・システムズ社が開発した量子アニーリングマシンをはじめとして、商用化も進んでいるという。今回の研究では、フィックスターズがイジングモデル型デバイスを実問題に利用し、アーキテクチャを意識した高速化の検討に取り組む一方、早稲田大学高等研究所では、統計物理学の知見と大規模数値計算の手法を生かして研究における指導および理論構築を行うとしている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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