【市況】日経平均寄与度ランキング（前引け）～　日経平均は小反落、ソフトバンクGが下支え

20日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり107銘柄、値下がり110銘柄、変わらず8銘柄となった。

日経平均は小反落。前日比0.58円安の20298.80円（出来高概算8億3000万株）で前場の取引を終えた。19日の米国市場は上昇し、NYダウは連日で最高値を更新。ただし、連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。この流れを引き継ぐ格好から20300円を回復して始まった日経平均は、寄付き直後に20323.07円と年初来高値を更新。しかし、テクニカル面ではさすがに過熱感が警戒されてくるほか、FOMCの結果を見極めたいとのムードもあり、やや利食い優勢の展開なか、その後は前日終値を挟んでのこう着感の強い相場展開となった。

値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>となった。ソフトバンクGの1銘柄で、日経平均を約35円押し上げている。米スプリントとTモバイルUSは合併した場合、新会社の経営権をTモバイルの親会社であるドイツテレコムが持つことで合意したと、事情に詳しい関係者の話としてメディアが伝えている。これを受けてスプリントが6.7％高、TモバイルUSは5.8％高となっている。合併に向けた協議の進展が材料視された。また、ファーストリテは国内証券による投資判断の格上げが観測されている。

一方、値下がり寄与トップはコナミHD<9766>、同2位はトレンド<4704>となった。コナミHDのほか、カジノ関連の一角が売られている。政府がカジノを中心とする統合型リゾート施設（IR）の実施法案の提出を来年の通常国会に先送りする公算となったことが報じられたことが嫌気されている。


*11:30現在


日経平均株価　　20298.80(-0.58)

値上がり銘柄数　107(寄与度+91.10)
値下がり銘柄数　110(寄与度-91.68)
変わらず銘柄数　　8

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 9218 314 +35.44
<9983> ファーストリテ 33060 260 +9.78
<6988> 日東電 9901 136 +5.12
<6971> 京セラ 7035 52 +3.91
<8830> 住友不 3496 57 +2.14
<1721> コムシスHD 2588 46 +1.73
<5108> ブリヂストン 5069 44 +1.66
<7270> SUBARU 4022 42 +1.58
<7731> ニコン 1922 32 +1.20
<3105> 日清紡HD 1358 31 +1.17
<7267> ホンダ 3308 14 +1.05
<6503> 三菱電 1781 26 +0.98
<1812> 鹿島 1064 26 +0.98
<6752> パナソニック 1677 25.5 +0.96
<6301> コマツ 3193 25 +0.94
<6762> TDK 7540 20 +0.75
<6976> 太陽誘電 1762 20 +0.75
<6326> クボタ 2033 19 +0.71
<1802> 大林組 1317 17 +0.64
<5802> 住友電 1791.5 16.5 +0.62

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9766> コナミHD 5380 -250 -9.41
<4704> トレンド 5430 -180 -6.77
<4911> 資生堂 4468 -122 -4.59
<9735> セコム 8235 -91 -3.42
<9613> NTTデータ 1182 -18 -3.39
<6758> ソニー 4220 -74 -2.78
<6367> ダイキン 11250 -65 -2.45
<4502> 武田 6128 -63 -2.37
<8028> ユニー・F 5670 -60 -2.26
<4021> 日産化 4020 -60 -2.26
<6954> ファナック 22695 -60 -2.26
<4523> エーザイ 5814 -55 -2.07
<2502> アサヒ 4532 -52 -1.96
<9064> ヤマトHD 2265 -51 -1.92
<7269> スズキ 6077 -51 -1.92
<4063> 信越化 10110 -50 -1.88
<7951> ヤマハ 3865 -45 -1.69
<2801> キッコーマン 3470 -45 -1.69
<4452> 花王 6800 -44 -1.66
<4568> 第一三共 2567 -43 -1.62

《AK》

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