市場ニュース

戻る
 

【材料】<動意株・19日>(大引け)=日本金属、かんぽ生命保険、ドリコムなど

ドリコム <日足> 「株探」多機能チャートより
 ドリコム<3793>=急騰。前週末15日の取引終了後、同社と芳文社(東京都文京区)およびアニプレックス(東京都千代田区)の3社は共同で、スマートフォンゲーム「きららファンタジア」の事前登録数が40万人を突破したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「きららファンタジア」は、芳文社「まんがタイムきらら」の作家陣が描く、マンガのキャラクター&ゲームのオリジナルキャラクターがRPGの世界に大集合する完全新作ストーリー。RPGの鍵となるバトルは「まんがタイムきらら」の人気キャラクターたちが、かわいいデフォルメキャラとなって登場。キャラクターの行動順が鍵となるタイムラインバトルシステムで「楽しく」「かわいい」バトルを味わえるのが特徴という。なお、ドリコムは開発・運営を担当している。

 かんぽ生命保険<7181>=マドを開けての陽線を示現、25日移動平均線を上に抜けた。日本郵政<6178>が9月初旬に政府による追加売却の動きを嫌気して急落したが、それにツレ安する形となっていた。その後日本郵政は急速なリバウンドをみせ、それに歩調を合わせる格好で戻り足を強めている。かんぽ生命は全国の郵便局を通じて保険商品を販売できる強みを持ち、配当利回りも2.7%前後と高くPBRも0.7倍台と割安感がある。買い手は実需の足の長い資金が主流とみられ、株式需給面でも信用買い残などに重さはなくリバウンドが速い。

 日本金属<5491>=大幅高で新値街道に復帰。圧延専業メーカーで高付加価値路線を走り、高機能のステンレス製品を主力に業績は好調だ。18年3月期営業利益は第1四半期時点で18億円から26億円に大幅上方修正して注目を集めた。PERは依然として11倍前後と割安感がある。なお、20年3月期を最終年度とする「第10次中期経営計画」では経常利益段階で32億円(今期予想比23%増)を目指しているが、達成は濃厚とみられ、上方修正も視野に入る。機関投資家からの買いも観測され、直近、9月6日時点で大和証券投資信託委託などが大株主に浮上している。電気自動車(EV)向けマグネシウム電池関連の一角としても注目されている。

 イムラ封筒<3955>=ストップ高で年初来高値更新。複数のメディアで、安倍晋三首相が28日召集の臨時国会の冒頭で解散し、10月にも衆議院選挙を実施する意向を固めたと報じられており、選挙関連銘柄の一角として物色人気が高まっているようだ。各紙によると総選挙は、10月10日に公示し、22日に投開票との見方で一致している。これを受けて、候補者の政治活動で封筒の特需が見込めるとの思惑から買いが集中しているようだ。

 メディアシーク<4824>=一時ストップ高。同社はきょう、スクール業務向け管理システム「マイクラス」クラウド業務パッケージが、全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)が実施する資格制度の管理システムとして採用されたと発表し、これが新たな買い手掛かりとなっているもよう。また、同社は14日に、世界中で研究開発が進められているBrainTech(脳神経科学)を活用した新たなソリューションサービスの提供を開始したと発表しており、これも改めて材料視されているようだ。

 ディップ<2379>=高い。前週末15日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(3~8月)単独業績について、売上高が従来予想の180億9400万円から187億7700万円(前年同期比17.8%増)へ、営業利益が40億1300万円から50億6900万円(同17.9%増)へ、純利益が26億6500万円から35億200万円(同24.5%増)へ上振れたようだと発表しており、これが好感されている。「バイトル」や「はたらこねっと」を運営するメディア事業が、積極的な広告宣伝投資が奏功したことで堅調に推移したことが寄与した。また、経費の効果的使用に努めたことも奏功した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探からのお知らせ

    日経平均