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【通貨】今日の為替市場ポイント:日中は日経平均株価の動向が手掛かり材料に

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

13日のドル・円相場は、東京市場では110円29銭から109円98銭で推移。欧米市場でドル・円は109円91銭から110円69銭まで上昇し、110円48銭で取引を終えた。

本日14日のドル・円は、米長期金利の上昇や日経平均株価の動向を眺め、110円台半ばで推移か。米消費者物価指数(CPI)の発表などを控え模様眺めムードも強く、上値は限定的か。

米株式市場が堅調に推移したことや米長期金利の上昇を背景に円売り・ドル買い基調が継続。また、ライアン米下院議長が13日、トランプ政権と共和党執行部が協議している税制改革の概要を25日の週にも提示できるとの見解を示したことを受けて、税制改革への期待感からドル買いが加速している。

8月の米卸売物価指数(PPI)は季節調整後で前月比0.2%上昇、エネルギーと食品を除いたコア指数は0.1%の上昇となった。いずれも市場予想を下回る結果となったものの、プラスに転じたこともドル相場の支援材料となったもよう。

ただ、米国東部時間の14日に発表される消費者物価指数(CPI)の内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードも広がっており、ドルを積極的に買う動きが大きく広がる可能性は低いとみられる。

《HT》

 提供:フィスコ

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