【市況】13日の株式相場見通し=大幅続伸の反動で利益確定売り優勢、円安好感し輸出関連には買いも
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
12日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比61.49ドル高の2万2118.86ドルと3日続伸となり、8月7日以来ほぼ1カ月ぶりに過去最高値を更新した。米南部フロリダ州に上陸したハリケーン「イルマ」による経済的損失が想定よりも限定的となる見方が広がったほか、北朝鮮による新たなミサイル発射などへの警戒感も後退したことから、投資家心理が改善し買いが先行した。また、米長期金利が上昇したことにより、利ざや拡大への期待から金融株が買われ指数の上昇を牽引した。ナスダック総合株価指数は、前日比22.018ポイント高の6454.282と続伸し、9月1日以来の過去最高値更新となった。
日程面では、IT分野・機械分野・電気/電子分野・化学/バイオ分野での技術者派遣・請負業務、ERP分野でのコンサルティング・システム開発・導入支援などを手掛けるエスユーエス<6554>が東証マザーズに新規上場する。
このほかに、安倍首相がインド訪問(15日まで)、7~9月期の法人企業景気予測調査、8月の企業物価指数、8月の投資信託概況に注目。海外では、欧州会議でユンケル欧州委員長が施政方針演説、米8月の卸売物価指数、米8月の財政収支が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)