市場ニュース

戻る
 

【材料】<動意株・12日>(前引け)=日本製鋼所、IMV、シルバーエッグ

日製鋼 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本製鋼所<5631>=続急騰し年初来高値を更新。SMBC日興証券が11日付で投資評価を「2」から「1」とし、目標株価を1900円から3200円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。第1四半期決算で、樹脂製造・加工機械事業において、リチウムイオン電池(LIB)セパレータ用フィルム・シート製造装置の需要が大きく増加していることに注目。これを受けて同証券では産業機械事業の受注、収益性前提を上方修正し、18年3月期営業利益予想を132億円から152億円へ、19年3月期を同144億円から191億円へ上方修正している。

 IMV<7760>=ストップ高し年初来高値を更新。同社は自動車向けを主力に振動シミュレーションなどの試験装置の製造や、受託試験サービスを行っており、業績は17年9月期に経常利益段階で26%増益を見込むなど好調だ。世界的な環境規制の高まりを背景に電気自動車(EV)へのシフトが加速しており、英仏など欧州に続いて、中国ではガソリン車やディーゼル車の製造・販売を禁止する導入時期の検討に入ったことが伝えられている。そのなか、同社はEVなどに搭載するリチウムイオン電池の温度・振動複合環境における充放電の機能性や性能を確認する受託試験手掛けており、今後一段と商機が拡大するとの思惑が投機資金の流入を誘っている。

 シルバーエッグ・テクノロジー<3961>=一時ストップ高。同社は11日、AI(人工知能)技術をベースとしたリアルタイム・レコメンドメールサービス「レコガゾウ」に関する特許を取得したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。特許の概要は、ユーザーが画像データを含む電子メールを開封した時点で、そのユーザーが最も興味を持ちそうな商品の画像を、レコメンドとしてメール上に表示するもの。電子メールを開封する直前までのユーザーの行動、例えば購買履歴およびWebページの閲覧履歴に基づく推奨情報、さらには電子メールの送信後に情報提供が開始された推奨情報についても、リアルタイムに抽出してユーザーに提示することができる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探からのお知らせ

    日経平均