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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:インフォテリアが急伸、細火工は大幅続落

マクドナルド <日足> 「株探」多機能チャートより

<2702> マクドナルド 4960 +80
続伸。9月6日に発表した8月既存店売上高は前年同月比14.5%増(7月は同10.9%増)だった。増収は21ヶ月連続。スマートフォンゲーム「Pokemon GO」との連携から1年が経ち、一部で反動減も懸念されたが、結果的に2ケタ増収基調を維持した。客単価は同5.3%増(同2.6%減)、客数は同8.7%増(同13.8%増)となった。東西の愛称をかけた商品対決などが奏功したようだ。全店売上高は同14.1%増(同10.5%増)だった。

<3853> インフォテリ 1223 +49
一時1285円まで急伸。仮想通貨取引所を運営するテックビューロがジャフコ<8595>や同社から約16億円の資金を調達したと報じられている。各種メディアによれば、調達方法は第三者割当で、引受先はジャフコが運用する投資事業組合が約15億円、インフォテリが約1億円。インフォテリはこれまでも少額出資してきたが、出資額を増やす。テックビューロはこの資金を使い、ブロックチェーン製品の海外販売を加速させるようだ。

<3968> セグエ 4365 +340
4日ぶり大幅反発。9月6日引け後に投資信託運用会社のレオス・キャピタルワークスが同社株式の保有に係る大量保有報告書を提出しており、材料視されたようだ。報告義務発生日の8月31日時点において、同社株式を18万4900株(保有割合6.59%)保有しているという。

<4274> 細火工 1710 -160
大幅続落。トランプ米大統領が北朝鮮問題について「軍事行動は最初の選択ではない」と述べたことが伝わっている。北朝鮮情勢の緊迫化でこれまで物色が向かっていた防衛関連銘柄だが、米朝の武力衝突への懸念が後退したことを受けて利益確定売りが広がったようだ。

<2438> アスカネット 1448 -19
朝高後マイナスに転じる。17年5-7月期(第1四半期)決算を発表している。営業利益は前年同期比4.7%増の1.41億円で着地した。同社は18年4月期の通期業績について3.7%営業減益を見込んでいるが、第1四半期は順調な滑り出しとなった。これを受けて株価は朝方に一時1544円まで上昇する場面があったものの、その後伸び悩みマイナスへと転じた。信用買い残が依然として高水準であることなどが重しとなったようだ。

<4583> カイオム 369 +5
5日ぶり反発。朝方に一時392円まで上昇する場面があった。同社で開発を進めているTROP-2抗体に関する特許について、欧州における特許付与の決定通知を受領したと発表している。この特許はヒトTROP-2を標的としたヒト化モノクローナル抗体に関するもの。がん治療用抗体プログラム「LIV-2008」に関連する特許であり、これまで日本・米国を含む7ヶ国で特許が成立している。

《DM》

 提供:フィスコ

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