【材料】マルコ---個人投資家に向け成長戦略をアピール。戦略的投資を実行し、成長スピードの加速目指す

マルコ<9980>は4日、個人投資家向けにオンライン会社説明会を開催し、改めて今後の戦略を強調した。また、新規事業として10月1日より高級バッグのシェリングサービス事業を開始することを併せて発表。新たなサービスによる新規顧客の拡大、既存顧客の満足度向上・活性化につなげ、トップラインの成長を図る点についても説明が行われた。また、顧客基盤を拡大するために、グループ会社であるRIZAPの広告宣伝ノウハウを活用し、人気タレントを起用した新TV-CMの放映開始についても紹介があり、個人投資家に向けた積極的な成長戦略をアピールしていた。

同社の2018年3月期第1四半期連結決算は、売上高は前年同期比27.0%増の33.98億円、営業利益は0.42億円(前年同期は6.90億円の営業損失)と第1四半期として9期ぶりに黒字化を達成している。第2四半期においても大規模な成長投資の実行、親会社であるRIZAPグループ<2928>との連携強化により4期ぶりの黒字化、大幅な増益を見込んでいる。

同社では2018年3月期より「Maruko Reborn Project」を経営方針として掲げ、徹底したコストの見直し等を行っている。加えて、6月より開始したマルコクレジット(自社割賦)では、これまで購入に至っていなかった顧客を含め、多くの顧客の利用があり、6月の月次売上高は前年対比で75.7%増を達成するなど抜本的な改革が奏功している模様。

2018年3月通期の連結業績予想については、売上高は前期比11.9%増の150.00億円、営業利益は同8.8倍の12.00億円、経常利益は同10.2倍の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同4.1倍の11.00億円を見込んでいる。

《MW》

　提供：フィスコ