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【市況】個別銘柄戦略:中小型物色が活発化、出遅れ銘柄が選好される

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

米国がレーバーデーの祝日で休場となることもあり、商いが膨らみづらいなかで、北朝鮮による核実験の実施を受けた不安定な相場展開になりそうである。北朝鮮は3日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水素爆弾の実験に「完全に成功した」と発表。核実験は昨年9月9日以来、約1年ぶりで通算6回目。これを受けてシカゴ日経225先物は時間外で一時19440円まで下押す場面もみられており、この影響から売りが先行することになりそうだ。

ただし、日経平均は先週の上昇で25日線や26週線を捉えており、短期的な達成感も意識されやすいところである。これまでのボトム圏でのもち合いレンジ(19300-19550円)を突破してきており、このレンジ上限を支持線として機能するかを見極めたいところであろう。

足元でJASDAQ平均が27年ぶりの高値水準をつけるなど、中小型株物色が活発化している。中小型株の中でも相対的に出遅れている銘柄が選好されやすくなるが、中小型株への関心は引き続き強いとみておきたい。個別では格上げ等が観測されているところでは、日野自動車(7205)、北陸電力(9505)、イオンFS(8570)、日産化学(4021)、東京建物(8804)、JXTG(5020)が観測されている。

《HT》

 提供:フィスコ

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