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【市況】日経平均は反落でスタート、週末の会合控え下値は堅い/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19366.36 (-68.28)
TOPIX  : 1595.89 (-4.16)

[寄り付き概況]

 24日の日経平均は反落でスタートした。前日の米国市場では、トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算確保ができなければ、政府機関の閉鎖も辞さないと言及したことや、北米自由貿易協定(NAFTA)破棄の可能性を示唆したことが嫌気され、終日軟調推移となった。これを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の19345円となり、本日の日経平均は売り先行であった。為替相場が1ドル109円台と朝方よりやや円安方向に振れており、日経平均は寄付直後に下げ幅を縮小している。週末に開催される金融・経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)への思惑から、下値の堅さが意識される。

 セクターでは、トヨタ自<7203>の自動車用鋼材値下げ見通しを受けた鉄鋼のほか、証券・商品先物取引業、陸運業、倉庫・運輸関連業、保険業などが下落。売買代金上位では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、新日鐵住金<5401>、JFE<5411>、電通<4324>、ペッパー<3053>、神戸鋼<5406>が下落。一方で、三井住友<8316>、みずほ<8411>、三井不動産<8801>、住友鉱<5713>、セガサミーHD<6460>、三井金<5706>、グリー<3632>が堅調。

(アナリスト 雲宮祥士)
《HT》

 提供:フィスコ

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